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履歴書の本人希望欄は何を書く?空欄にしない書き方と例文

応募・書類・面接対策

履歴書の本人希望欄とは?何を書くための欄なのか

履歴書の本人希望欄は、応募先企業にあらかじめ伝えておきたい希望や事情を書くための欄です。

履歴書の最後の方にある「本人希望欄」を見て、「ここには何を書けばいいの?」と迷う人は少なくありません。

特に転職活動に慣れていない場合、給与・勤務地・勤務時間など、自分の希望をそのまま書いてよいのか不安になりますよね。

結論から言うと、本人希望欄は希望条件を自由にアピールする欄ではなく、企業側に事前共有しておくべき内容を書く欄と考えるのが基本です。

本人希望欄に書く主な内容
  • 特に希望がない場合の定型文
  • 連絡がつきやすい時間帯
  • 入社可能時期
  • 勤務地や勤務時間に関するやむを得ない事情
  • 応募職種が複数ある場合の希望職種

たとえば、在職中で日中に電話対応が難しい場合は、本人希望欄に「平日18時以降にご連絡いただけますと幸いです」と書いておくと、企業側も連絡しやすくなります。

また、家庭の事情や通勤面の都合などで勤務地に制限がある場合も、選考が進んでから伝えるより、最初の段階で簡潔に共有しておいた方がミスマッチを防ぎやすくなります。

一方で、本人希望欄に「年収は〇〇万円以上希望」「残業はできません」「土日は必ず休みたいです」のように、条件を強く書きすぎるのは注意が必要です。

もちろん希望条件を持つこと自体は悪いことではありません。ただ、履歴書の段階で一方的に条件を並べてしまうと、「柔軟性がなさそう」「条件面ばかり重視しているのでは」と受け取られる可能性があります。

そのため、本人希望欄では、どうしても事前に伝える必要がある内容だけを簡潔に書くのがポイントです。

特別な希望がない場合は、空欄にするのではなく、「貴社規定に従います」と記入するのが一般的です。

本人希望欄は、自己主張を強める欄ではなく、選考をスムーズに進めるための補足欄です。

まずはこの役割を押さえたうえで、次に「なぜ空欄にしない方がよいのか」を見ていきましょう。

本人希望欄を空欄にしない方がよい理由

履歴書の本人希望欄は、特に希望がない場合でも空欄にしない方が安心です。

本人希望欄に書くことが思いつかないと、「何も希望がないなら空欄でいいのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

たしかに、本人希望欄は必ず細かい条件を書く欄ではありません。むしろ、必要以上に希望を書きすぎると、かえって印象を下げてしまうこともあります。

ただし、何も書かずに空白のまま提出してしまうと、採用担当者によっては「記入漏れなのかな?」「確認せずに提出したのかな?」と受け取られる可能性があります。

本人希望欄を空欄にしない方がよい理由
  • 記入漏れに見える可能性がある
  • 履歴書全体の印象が雑に見えることがある
  • 希望があるのかないのか企業側が判断しにくい
  • 定型文を書くだけで丁寧な印象になりやすい

履歴書は、内容だけでなく「丁寧に作成されているか」も見られる書類です。

志望動機や職歴がしっかり書けていても、最後の本人希望欄だけが空白のままだと、少しもったいない印象になることがあります。

もちろん、空欄だからといって必ず不採用になるわけではありません。

ただ、履歴書は小さな違和感を減らしておくことが大切です。特に応募者が多い求人では、「きちんと確認して提出している」と伝わる書き方をしておく方が安心です。

本人希望欄に特別な希望がない場合は、無理に条件を書く必要はありません。

その代わりに、「貴社規定に従います」と一文入れておけば、「特に個別の希望はありません」という意思を自然に伝えられます。

本人希望欄は、何かをたくさん書くよりも、空白にせず丁寧に埋めることが大切です。

次は、本人希望欄で最も使いやすい基本表現である「貴社規定に従います」の書き方を見ていきましょう。

基本は「貴社規定に従います」と書くのが無難

本人希望欄に特別な希望がない場合は、「貴社規定に従います」と書くのが基本です。

履歴書の本人希望欄で一番迷いやすいのが、「希望が特にないときに何を書くか」です。

何もないからといって「特になし」と書いたり、空欄のままにしたりすると、少しそっけない印象になってしまうことがあります。

そこで使いやすいのが、「貴社規定に従います」という表現です。

「貴社規定に従います」の意味
  • 給与や勤務条件について、会社の規定に従う意思がある
  • 現時点で個別に強く希望する条件はない
  • 選考を進めるうえで、企業側の条件を確認したい
  • 特別な事情がないことを丁寧に伝えられる

つまり、「貴社規定に従います」と書くことで、「特に個別の希望はありません。御社の条件に沿って選考を進めたいです」というニュアンスを伝えることができます。

本人希望欄は、細かい条件交渉をする場所ではありません。

特に給与・休日・残業時間・福利厚生などについては、履歴書の段階で強く主張しすぎるよりも、求人票の内容を確認したうえで、面接や内定後の条件提示時にすり合わせる方が自然です。

そのため、特別な事情がない場合は、無理に何かを書こうとせず、「貴社規定に従います。」と一文だけ記入すれば問題ありません。

そのまま使える基本例文

貴社規定に従います。

勤務条件につきましては、貴社規定に従います。

給与・待遇につきましては、貴社規定に従います。

最も無難なのは、シンプルに「貴社規定に従います。」と書く形です。

長く書きすぎる必要はありません。むしろ、本人希望欄は簡潔にまとめた方が、履歴書全体の印象もすっきりします。

また、「御社」ではなく書き言葉では「貴社」を使う点にも注意しましょう。

面接などの会話では「御社」を使いますが、履歴書や職務経歴書などの書類では「貴社」を使うのが一般的です。

迷ったときは、本人希望欄に「貴社規定に従います。」と書いておけば大きく外すことはありません。

次は、本人希望欄に書いてよい内容と、反対に書かない方がよい内容を整理していきましょう。

本人希望欄に書いてよい内容・書かない方がよい内容

本人希望欄には、企業に事前共有しておく必要がある内容だけを簡潔に書くのが基本です。

本人希望欄という名前を見ると、「自分の希望を何でも書いてよい欄」と思ってしまうかもしれません。

しかし実際には、希望条件を自由に並べる場所ではなく、選考や入社後のミスマッチを防ぐために、必要な事情を補足する欄と考えるのが自然です。

たとえば、在職中で電話に出られる時間が限られている場合や、家庭の事情で勤務時間に制限がある場合などは、本人希望欄に書いておくことで企業側も対応しやすくなります。

本人希望欄に書いてよい内容
  • 連絡がつきやすい時間帯
  • 入社可能時期
  • 希望職種
  • 勤務地に関するやむを得ない事情
  • 勤務時間に関する事情

たとえば、複数職種を同時募集している企業に応募する場合は、「営業職を希望いたします」のように希望職種を書いておくと、応募意図が伝わりやすくなります。

また、在職中で平日の日中に連絡が取りづらい場合は、「平日は18時以降にご連絡いただけますと幸いです」のように書くと丁寧です。

一方で、本人希望欄に書かない方がよい内容もあります。

特に注意したいのは、給与・休日・残業・福利厚生などの条件を、履歴書の段階で強く主張しすぎることです。

本人希望欄に書かない方がよい内容
  • 年収は必ず〇〇万円以上を希望します
  • 残業は一切できません
  • 土日祝は必ず休みたいです
  • 自宅から近い勤務地のみ希望します
  • 希望条件に合わない場合は辞退します

もちろん、年収や働き方の希望を持つこと自体は悪いことではありません。

ただし、履歴書の本人希望欄で一方的に条件を書きすぎると、採用担当者に「条件面ばかり重視している」「柔軟に相談しにくそう」という印象を与える可能性があります。

どうしても譲れない事情がある場合でも、強い言い切り表現は避けた方が無難です。

たとえば「残業は一切できません」と書くよりも、「家庭の事情により、勤務時間についてご相談させていただけますと幸いです」のように、相談の余地を残した表現にすると印象がやわらぎます。

勤務地についても同じです。「〇〇エリア以外は不可」と強く書くより、「通勤可能範囲の都合上、〇〇エリアでの勤務を希望いたします」のように理由を添えると、企業側も事情を理解しやすくなります。

本人希望欄では、希望を押し通すよりも、企業に配慮しながら必要な情報を伝えることが大切です。

書くべきか迷う内容は、「選考前に伝えないと企業側が困るかどうか」で判断するとわかりやすいです。

次は、実際にそのまま使いやすい本人希望欄の例文をケース別に紹介していきます。

ケース別|本人希望欄の書き方と例文

本人希望欄は、状況に合わせて書き方を変えることが大切です。

ここまで解説した通り、本人希望欄は「希望条件を自由に並べる欄」ではありません。

ただし、何らかの事情がある場合は、企業側に事前共有しておいた方がスムーズに選考が進みます。

ここでは、履歴書の本人希望欄でよく使う例文をケース別に紹介します。

特に希望がない場合

貴社規定に従います。

最も基本的な書き方です。特別な事情や希望がない場合は、この一文で問題ありません。

「特になし」と書くよりも、丁寧でビジネス文書らしい印象になります。

在職中で連絡可能時間に制限がある場合

現在在職中のため、平日は18時以降にご連絡いただけますと幸いです。

日中は業務中のため電話に出られない場合がございます。メールでご連絡いただけますと幸いです。

働きながら転職活動をしている場合、日中に電話へ出られないこともあります。

その場合は、連絡が取りやすい時間帯や連絡方法を書いておくと、企業側も対応しやすくなります。

ポイントは、一方的に指定するのではなく、お願いする形で書くことです。

入社可能日を伝えたい場合

現職の退職手続きの都合上、入社可能日は〇年〇月〇日以降となります。

内定をいただいた場合、現職との調整後、1か月後を目安に入社可能です。

在職中の転職では、すぐに入社できないケースも珍しくありません。

入社可能時期がある程度決まっている場合は、本人希望欄に簡潔に書いておくと、企業側も採用スケジュールを考えやすくなります。

ただし、まだ退職日が確定していない場合は、無理に日付を断定しなくても大丈夫です。

希望職種を書きたい場合

募集職種のうち、営業職を希望いたします。

これまでの経験を活かせるため、事務職を希望いたします。

同じ企業で複数の職種を募集している場合は、希望職種を書いておくと応募意図が伝わりやすくなります。

ただし、求人票で応募職種が明確に決まっている場合は、無理に書く必要はありません。

職種希望を書く場合も、長い理由までは不要です。本人希望欄では、希望内容を短く伝えることを意識しましょう。

勤務地に事情がある場合

家庭の事情により、通勤可能な範囲での勤務を希望いたします。

通勤時間の都合上、〇〇エリアでの勤務を希望いたします。

勤務地の希望を書く場合は、「自宅から近い場所がいいです」のようなカジュアルな表現は避けましょう。

また、「〇〇勤務以外は不可です」と強く書くよりも、事情を添えて相談する形にした方が印象はやわらかくなります。

企業側にも事情が伝わるよう、必要最低限の理由を添えるとよいでしょう。

勤務時間に事情がある場合

家庭の事情により、勤務時間についてご相談させていただけますと幸いです。

子どもの送迎の都合上、勤務時間についてご相談させていただけますと幸いです。

勤務時間に関する希望は、書き方によって印象が変わりやすい部分です。

「残業できません」「早番は無理です」と断定的に書くと、採用担当者に強い印象を与えてしまう可能性があります。

事情がある場合は、「ご相談させていただけますと幸いです」のように、相談ベースの表現にするのがおすすめです。

本人希望欄の例文は、そのまま使うよりも、自分の状況に合わせて少し調整することが大切です。

次は最後に、本人希望欄を書くときに押さえておきたいポイントをまとめます。

まとめ|本人希望欄は空欄にせず、必要な希望だけ簡潔に書こう

履歴書の本人希望欄は、空欄にせず、必要な内容だけを簡潔に書くことが大切です。

本人希望欄は、履歴書の中でも「何を書けばいいのか迷いやすい欄」のひとつです。

ただし、難しく考えすぎる必要はありません。特別な希望や事情がない場合は、「貴社規定に従います。」と書いておけば問題ありません。

大切なのは、空欄のまま提出しないことです。何も書かれていないと、採用担当者によっては記入漏れのように見えてしまう可能性があります。

本人希望欄の基本ポイント
  • 特に希望がない場合は「貴社規定に従います」と書く
  • 連絡可能時間や入社可能日など、必要な情報は簡潔に書く
  • 給与・休日・残業などの条件を強く書きすぎない
  • 事情がある場合は、相談ベースの表現にする
  • 長文にせず、履歴書全体の印象をすっきり見せる

本人希望欄は、自分の希望を一方的に伝える欄ではありません。

企業側に事前共有しておいた方がよい事情を伝え、選考や入社後のミスマッチを防ぐための補足欄です。

そのため、「年収は〇〇万円以上」「残業はできません」といった強い書き方よりも、「ご相談させていただけますと幸いです」のように、柔らかい表現を使う方が印象はよくなります。

また、在職中で連絡可能時間に制限がある場合や、入社可能時期がある程度決まっている場合は、本人希望欄に書いておくと企業側も対応しやすくなります。

反対に、面接で相談すればよい内容まで細かく書きすぎると、履歴書の段階で条件が多い印象を与えてしまうこともあります。

迷ったときは、「この内容は選考前に伝えておかないと企業側が困るか」を基準に考えると判断しやすくなります。

本人希望欄は、丁寧さと簡潔さのバランスが大切です。

特に希望がない場合は「貴社規定に従います。」、事情がある場合は必要な内容だけを短く書く。この基本を押さえておけば、履歴書全体の印象も整いやすくなります。

履歴書は、細かい部分まで丁寧に仕上げることで、応募先に誠実な印象を与えられます。本人希望欄も空欄にせず、読み手に配慮した書き方を意識していきましょう。

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